レッスン料が高い方が、生徒が集まる理由
ピアノの先生のコアを創る!さくらみきです
ピアノの先生は、どうやってご自身のレッスン料を決めているのでしょうか?
大手音楽教室や、自分が習っていた先生や、周りのピアノの先生、地域の相場を参考に……といったところだと思います
では、そういったレッスン料を参考にした場合、参考料金より、高く設定しますか? 低く設定しますか? 同じくらいにしますか???
自分のレッスンや実績に自信のある先生は、高めに設定し、キャリアの短い先生・自信のない先生は低めに設定することが多いでしょう
それ以外は、通常「相場と同じくらいに設定するのが無難」と、考えると思います
相場より低めのレッスン料ならば、お値段で比較する生徒は、集まるかもしれません
相場と同じくらいなら、近所の生徒は集まるかもしれません
今までは、それでもよかったかもしれませんが、これだけ習い事が多様化し、子どもたちが忙しくなった時代……習う側の目も厳しくなっています
「相場より低め」のピアノ教室は「質が悪い???」と思われる可能性もありますし、「相場と同じくらい」のピアノ教室は、特筆すべき特徴や実績がなければ、同じ地域の特に評判のいいピアノ教室に生徒が流れる可能性も!!
そこでさくらは、「相場より高めのレッスン料設定」をすることを、おすすめします
相場よりレッスン料が高い方が、これからのピアノ教室運営にプラスに働くからです。
もちろん、生徒も集まりやすくなります
しかも、質の高いやる気のある生徒が集まるので、レッスンがやりやすくなります。これは、さくらのセッションを受講しているクライアントさんで実証済みです
つまり、生徒が集まるだけではなく「良い生徒が集まる」というわけで、まさにいいことづくめです(^^)/
ですが、「レッスン料を高くしたら、生徒が来ないんじゃない???」というお声が聞こえてきそうですね
大丈夫です!
これから、「レッスン料が高いほうが、(よい)生徒が集まる理由」を書いていきます
★習い事は一つだけ
「レッスン料が高いほうが生徒が集まる理由」の1つ目は、「レッスン料が高くても習いに来てくれる生徒は、他の習い事をしている可能性が低いから」です
ピアノにお金をかけてくれる生徒は、習い事をピアノ一つに絞っていることが多いです
ピアノ1つに絞るということは、本人も保護者もよほど音楽が好きで、ピアノの価値をわかってくれている方だと推察できます
他に習い事をしていない分、ピアノ教室は質の高いものを求めます
そしてそういう方は、「レッスン料が相場より高め=質の高い教室」だと判断し、入会を検討するでしょう
しかも、そんな方は、下記のような環境が整っています
- 練習の時間が取れる
- 時間の調整がしやすい
- 音楽に没頭しやすい環境が整っている可能性が高い
では、相場並みのレッスン代、あるいは相場より低いレッスン料で提供している場合はどうでしょうか?
レッスン料が安いからという理由で教室を選ばれた場合、その生徒さんはピアノ以外の習い事や塾に通っている可能性が高いです
つまり他の習い事にも時間を取られるため、レッスン時間の調整もしにくく、練習時間を取るのも難しくなります
ピアノを一つに絞っている生徒さんに比べて、音楽の環境が整っている確率も低いです
レッスン料を高めに設定することによって、「ピアノに集中できる良い生徒」が集まり、レッスンがしやすくなると考えられます
スポンサーリンク
★その決意は固い!
理由の2つ目は……「レッスン料が高くても習いに来てくれる生徒は、入会を真剣に考えてくれるので、長く継続してもらいやすいから」です
日常の買い物でも、数百円のものを買う時と、百万円、一千万円単位のものを購入するときとでは、購入に対して吟味する期間や真剣さは比べ物にならないと思います
高い買い物をする場合、後悔しないように、徹底的に吟味するはずです
習い事を選ぶ時も同じです
ワンコインで気軽に習える習い事に申し込むのには1年も悩まないでしょうが、高めのレッスン料であるピアノ教室に申し込む場合、そうでないピアノ教室に申し込む場合と比べて、入会をある程度の期間、真剣に考えるでしょう
真剣に悩んで申し込みを決めた場合、その決断は自身の価値観の正しさを証明することにもつながりますので、入会後も、その決断を簡単に変えることはないとも言えます。つまりちょっと続けられないからといって簡単にやめることはないわけです
よって、入会後のことを考えても、高めのレッスン料の方が有利だと言えます
★安いと危険?
理由の3つ目は……「レッスン料が相場より高めだと、人気教室&質の良い教室だと判断してもらえるので、他教室からも生徒が流入しやすいから」です最近は少子化その他の理由で、習い事を吟味する傾向があるので、我が子が成長しない、楽しんでいないと感じたら親御さんはすぐに教室を変えます。その場合、次に選ぶのは値段や近さではなくて教室の質、内容です。
そしてそれだけではなく、人間の心理として、「人気の教室にわが子を入れたい」という親心も働きます。
人気の教室かどうかの判断材料の一つとして、「レッスン料」があげられます。「人気の教室はレッスン料を安くして生徒を集める必要がなく、むしろ生徒数を制限しているので、相場より高めのレッスン料にしている」と判断してもらえるんです
そういった理由から、「安いレッスン料のピアノ教室」は「レッスン料も高めのピアノ教室」に良い生徒さんが流れていってしまうケースもあります
地域にたくさんのピアノ教室がある中で……習う側の人数は減ってきています
するとどんなことが起こるのか
「地域の人気教室に、生徒が集中」するんです!
1つの地域の中で、「人気のある質の高い教室に生徒が数十人集まり、それ以外の教室には数人しか集まらない」
現在、そのような現象が各地で起こっています
まさに、死活問題です!
自身の教室が「安かろう悪かろうのピアノ教室」にならないよう、日々の努力、成長が欠かせないということですね
まとめ
レッスン料が高い方が生徒が集まる理由- レッスン料が高くても習いに来てくれる生徒は、他の習い事をしている可能性が低いから
- 入会を真剣に考えてくれるので、長く継続してもらいやすいから
- 質の良い教室だと判断してもらえるので、他教室からも生徒が流入しやすいから
ただ、これまでお読みいただいて感じたと思いますが、ただ値段をあげるだけでは効果は薄いです
値段に伴った「レッスン内容」「運営の確かさ」「先生の人間力の高さ」が必要です
「そんな自信ない~~~」と思われた方、だいじょうぶです!
レッスン料を先に値上げすることによって、「なにがなんでも理想の状態になる!」と、自分にハッパをかけることができます
ちょっとしたストレスがないと、なかなか自分を追い込めません
日々努力すること、成長し続けること……それが、対価を受け取る側がすべきことです
レッスン料を値上げし、質の高さを意識して信念を持ってレッスンをし、ピアノを習わせたい方習いたい方が納得するような価値を提供していってください
