正しく射れば、必ず的に当たる!
ピアノの先生のコアを創る!さくらみきです
この記事は、メルマガで2月に連続でご紹介した記事に加筆したものです
ゴディバ成功のヒミツ
先日テレビ番組に「ゴディバ」の社長がでていましたゴディバはこの10年で売り上げが3倍になったそうです
そのヒミツは……
「正しく射れば、必ず的に当たる」!!
だそうです
顧客が
- 何を求めているのか
- 何を提供できるのか
3倍もの売り上げアップにつながったわけです
ピアノ教室の生徒募集も、これに学ぶことがありますね
ピアノ教室にとっての「的」は……もちろん、ピアノを習いたい人!
その中にも、いろいろな人がいます
- 趣味としてのんびり習いたいお子さん
- けっこうしっかり習いたいお子さん
- 昔ピアノをやっていて、再開したい大人
- 初めてピアノを習いたい大人
- 仕事でピアノが必要な方
周りにたくさんいるのはどういう層なのか
などなど、様々な要因を考慮して、「募集戦略」を練ることが大事です
スポンサーリンク
募集戦略を練る前に……
「募集戦略」にもいろいろな方法があるのですが、そもそも的を絞る前に、考えておいたほうがいいことがあります
それは……
- 最初からピアノの良さを知っていてピアノを習いたい、という人に教えたい、のか
- ピアノの良さをよく知らない人にも、幅広く教えたい、のか
これは、いい悪いの問題ではなく、どちらかに絞ったほうが「正しく射ることができる」からなんです
どちらを選ぶのかで、募集の仕方が全く異なりますから!
ご自身の希望や、周りの状況等を吟味して、どちらかに的を絞ってみてください
そのうえで矢を射れば、「正しく」いることができ、ばっちり的に当たることでしょう
方向性が決まったら
★「最初からピアノの良さを知っていてピアノを習いたい」と思っている方は
「どこでピアノを習おうか」という目で、ネットサーフィンしながら教室を探します
なので単純にいうと、ホームページ等では、「あなたの教室」をアピールすればいいわけですここで最も大事なのは、「他のピアノ教室」との差別化です
★「ピアノの良さをよく知らない人」が、何かを習おうとする場合
「お友達が習っていたから」
「メディア等の影響」
「昔ちょっとあこがれていた」
など、うっすらとした動機があったうえで、ネットサーフィンします
この時点ではまだ、「ピアノを習う」と決めていない場合もあるでしょう
「ピアノもいいし、バイオリンもいい。バレエかな? それとも書道か……いやいや、スイミングもいいっていうし」
そういう気持ちで、なんとなくホームページを巡っていることでしょう
そういう方を「つかまえるのに」最も大事なのは、「他の習い事との差別化」です
ね、アピールする点が、ぜんぜん違いますよね?
ミスマッチをなくして、正しい募集を!
体験セッション等でお話を伺うと、よく、1の「最初からピアノの良さを知っていてピアノを習いたいという人を教えたい」と思っているピアノの先生が、「ピアノを習うと頭がよくなります!」「ピアノを習うとしつけにプラスになります」などと、大々的にホームページに書いていたりします
こういう書き方をすると、2の「ピアノの良さをよく知らない人」が、体験に来てしまいます
すでにピアノの良さをわかっている方を惹きつけるには、「ピアノの話」に絞って「うちはこうです!」をアピールしないとね!
ぎゃくに「ピアノの良さをよく知らない人も幅広く教えたい」のでしたら、「ピアノ」という、ちょっと敷居が高そうな習い事の「敷居を下げる」ようなアピールが有効です
「ほかの習い事と比べて何がいいのか」という要素も入れつつ、「楽しく習える」「気軽に習える」「〇〇でもだいじょうぶ」という書き方をするといいでしょう
注意点があります
ただし、「気軽に習いたい」人は、「気軽に辞めて」しまいます
「ピアノの良さをよく知らない人も幅広く教えたい」人を募集する場合、もう一つ大事なことがあります
それは「生徒欲しさのあまり、必要以上に相手にこびないこと」です
せっかくあなたの教室の募集に目をとめてくださった方に、体験レッスンに申し込んでほしいのはやまやまですが、先生方もご存じのように、ピアノという習い事は、他の習い事と違って、継続するためにはある程度の覚悟が必要
- 誰でも習えます
- すぐに弾けるようになります
それにプラスして、
- ただし、ピアノが楽しめるようになるためには、小さいお子さんは、ご家庭の練習見守りサポートが必要です
- 忙しい大人の方は、自分のペースで練習を継続しましょう
そういう話を書かずに、「誰でもOK」のような書き方だけしていると、体験レッスンにいろいろな方がきてしまいます
- お子さんに練習させるつもりがないご家庭の方
- ピアノを買う気がない方
- やってみてダメそうならすぐに辞めようと思っている方
ピアノの先生から、そういうお話をよく聞きますよ!
ピアノの先生のそういった直感はかなりの確率で当たります
「???」と感じた体験者には、「ピアノを習ううえで大事なこと」をしっかりお伝えしておきましょう!
結局後でお互いのためになりませんから!
まとめ
生徒募集のお話しからそれてしまいましたが、体験レッスン時に余計な気苦労をしないためにも、募集の時点で、ある程度間口を狭くしてしまうのも一つの手です
幅広い人たちにピアノを楽しんでほしい!
そんな先生の気持ちを大事にしてくれる方に入会していただけるよう、微妙に匙加減をしながら、ブログやホームページの書き方に工夫をしていきましょう(^_-)-☆